Red House Painters - Sundays And Holidays [1994]


君は後部座席で何を考えているのだろう
州の境を通って旅をしている
考えを言葉にするのが遅い僕
意味が無意味になってしまうから
音と臭いに気付くのが遅い僕
利口と愚鈍を区別されるのだ


悲しげな冬の月よ どうか僕の未来を遅らせてくれ
そしてベッドに近づくと 涼しく暗い空気は僕を包み込む
どこからか来た男たちと母
彼らの日曜と休日はこれに潰される
カーテンが醜い場面を隠す
僕らのすべてを


割れたレンガの壁の向こうには何があるのだろう
格子つきの窓の仕切り
病院――ラブシーンではない
病院――穏やかな大洋ではない

Fountains Of Wayne - Mexican Wine [2003]

彼は携帯電話の爆発によって殺された
遺灰は海にまかれ
海水はベビー・ローションの原料になった
そして商業主義の歯車が回り始めた


それでも夏には太陽が輝く
僕は君のもの 君が僕のものになるなら
変わろうと努力した けど気が変わったんだ
だからメキシカン・ワインをもう1杯もらおう


彼女は一人で暮らしていた
保健所の向かいの小さなアパートに
車に薬を置き忘れ
その午後 彼女は心臓発作で死んだ


それでも夏には太陽が輝く
僕は君のもの 君が僕のものになるなら
変わろうと努力した けど気が変わったんだ
だからメキシカン・ワインをもう1杯もらおう


僕はユナイテッド航空パイロットだった
だけど雑誌を読んでクビになった
ライセンスはすぐに期限切れになり
今じゃリタイアの身 でもいいんだ


なぜならそれでも夏には太陽が輝くから
僕は君のもの 君が僕のものになるなら
変わろうと努力した けど気が変わったんだ
だからメキシカン・ワインをもう1杯もらおう


なぜならそれでも夏には太陽が輝くから
僕は君のもの 君が僕のものになるならね
変わろうと努力したさ けど気が変わったんだ
だからメキシカン・ワインをもう1杯もらおう
キミもメキシカン・ワインをもう1杯どう?