でぃらん

Blood on the Tracks (Reis)

Blood on the Tracks (Reis)


ディランは全盛期(66-67年あたり)と最近のしか聴いたことがなかったので、無難なところから攻めてみた。通称「血の轍」。中期ディランの最高傑作の誉れ高い75年作。
余計な音を完全に排除したシンプルかつストイックな構成。スプリングスティーンネブラスカ(これもシンプルかつ味わい深い作品)や肉奴隷苦のピンクムーンなんかを思い出させるが、彼らの作品ほど以前とかけ離れている音であるわけではない。ただ、ディテールが適当という点において全く同じ、というだけで。
ディランの有名作品の中では特別癖が少ない部類の作品なので初めて聴く分には最適かと思われる。