ましろ色シンフォニー
- 出版社/メーカー: ぱれっと
- 発売日: 2009/10/30
- メディア: DVD-ROM
- 購入: 15人 クリック: 329回
- この商品を含むブログ (41件) を見る
コンセプト | シナリオ | テキスト | キャラ | 主人公 | グラフィック | 雰囲気 | 音楽 | エロ | システム | 総評 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.5 | 2.0 | 3.0 | 3.0 | 2.0 | 4.0 | 4.0 | 4.5 | 2.5 | 2.0 | 2.5 |
ヒロインごとにテーマがあると言えなくもないが、シナリオもキャラクター造形も定型的で概ねありがちなテンプレートと呼べるもの。魔法も剣も出てこない王道学園モノで話を膨らませ難い設定とは言え、シナリオもヒロイン(のキャラクター)も期待を下回るクオリティでした。どのキャラクターにも深みが足りない。唯一期待に応えてくれたと好意的評価を下せるのはおるごぅる氏担当のみう先輩ルートのみだ。共通ルートや他ヒロインルートと比して最もキャラクターにブレが出たルートではあるが、他のルートとは比較にならない重厚かつ重層的なストーリー。キャラの動かし方(森谷実園好きとしてはたまらない)も抜けているし、エロシーンやテキストも賛否はあれど他のルートとは一線を画すものだった。氏に一任すれば、年間ベスト10に入るレベルのものは出来たはず。死にキスでも技量の高さを見せつけていただけに非常に残念である(単独でフルプライスを書かない人なのだろうか?)。原画や萌え要素にプライオリティを置く層に訴える作風を承知の上で突撃したとは言え、売れないシナリオライター涙目信者としては色々とやりきれない。原画や塗り、音楽(シンフォニック某は橋本みゆきのベスト曲かもしれない)のレベルについては言うまでもなく業界最高クラスである以上、シナリオもそれに相応しい人材を登用すべきだと強く感じた。ただし、もしらばさくらッセのライターは勘弁して戴きたいが。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
コンセプト | 1.5 | 同月発売のらぶでれーしょんと設定がまんま被っているが、こちらの方がコンセプトに合致したシナリオを書けていたと思う。ただし、使い古されて手垢にまみれた王道設定なので評価はしない。複数ライター制の弊害が最も出る項目かと。 |
シナリオ | 2.0 | 手垢まみれのシナリオ。ゲーム序盤のキャラクターの動きでもう先の展開が読めてしまう。ストーリーを上手に動かしていたのはみう先輩ルートのおるごぅるのみ。シナリオが不必要に暗く、キャラクターも不快。イチャラブ度も薄い北川担当の桜乃ルートがワースト。 |
テキスト | 3.0 | 特に特筆する所が無いが、シナリオがつまらない割には読み進められた。おるごぅるの変態テキストは最高ですね。セイコラー! |
キャラ | 3.0 | 攻略ヒロインより非攻略女性キャラの方が魅力的に映るのはキャラゲーによくある事。紗凪ルート要望の声が大きそうだが、漏れは魔性の人妻ルートがしたいです。というか、この際だから全部おるご(ry |
主人公 | 2.0 | キャラ設定に説得力が希薄。どうして喘息持ち設定が気遣いキャラになってしまうのか?安直。逆に廻りから気を遣われるのが普通では。それと主人公が女顔のイケメン過ぎて困ります。ぱれっと系主人公こんなんばっかですね。 |
グラフィック | 4.0 | つばす×ぱれっと塗り。悪いはずがない。 |
雰囲気 | 4.0 | ぱれっと塗りとBGMの相乗効果。もしばら時からこの点においては業界最高だと思ってる。異論は認める。 |
音楽 | 4.5 | OP、挿入歌、ED、BGM全て良い。特筆すべきはOPのシンフォニック・ラブだろうか。(つばすほどではないが)良い客寄せになったのではないだろうか。中毒性強し。しっぽり♪ |
エロ | 2.5 | 初体験失敗は当社のあいでんててーになります(キリッ by ぱれっと |
システム | 2.0 | 使用感は問題なし。ただ、セーブ時の紗凪コメントはどうにかしてほしい。不愉快。 |
総評 | 2.5 | まごうことなき雰囲気ゲー。シナリオライターが足を引っ張ってる印象を受けた。 |