う2

All That You Can't Leave Behind

All That You Can't Leave Behind

懐かしいものを発見したので引っ張り出してきました。最新作一つ前の作品。もう8年前。近年はやや寡作気味の彼ら。
2000年リリースとは言えど、某リバイバルムーブメントが起こる一年前の作品だからだろう、バンドサウンドは90年代U2の延長線上にある。変化した部分を上げるとすると、アクトン以降の90年代三部作からポップ方面にシフトしている所でしょうか。とにかくキャッチー。やたら聴きやすい。
疾走ロックチューンから甘美なバラードまで備えた親切設計なので、U2のポップネスを堪能するには一番おすすめ。よく出来た秀作と言える。しかし、2004年に出た最新作は時代の空気に当てられてか、80年代風味に。決して誰かをリバイバルしたわけではなくそれはもうU2そのものなんですが、なんて言うか……セルフリバイバル? あまりに安易過ぎる方向転換に当時はやや鼻白んだ記憶あり。と言うかそれ以外何も覚えてないっていう。



本作の①曲目になるBeautiful Day