ラノベベスト2008

読んだってもごく少数なんで5冊ほど。
一般書籍に至っては過去作しか読まないタチなんで総論は無理。
というか新作はラノベ以外、講談社現代しか買ってない記憶が。


で、んなわけで以下順不同。

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

ジブリ(特にラピュタ紅の豚)系。まあ王道も王道、ド直球もいいとこ。いやはや見事にノックアウトされてしまった。悲しくも前向きな結末に素晴らしい読後感を味わえる事請け合いであります。まじでアニメ化してほしいー。パヤオは絶対無理だろうし、時かけ制作陣とかどうですか?
AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

邪気眼厨二病系。身に覚えはないんだけど、色々と痛々しすぎて目を止めること多々。オチはちょっとロミオっぽくないが、ラノベロミオとしては最高傑作と言えよう。信者としてはハヤカワあたりでハードSF書いて欲しいってところですか。あとオクル? 漏れはリライトちょう楽しみなんですけど。
偽物語(上) (講談社BOX)

偽物語(上) (講談社BOX)

序盤のメタギャグ(アニメ化の)は正直どうかと思うが、阿良々木君のキャラが更に危ない領域に入って良い感じ。ひたぎの重過ぎる愛にも爆笑。今回も大いに笑わせて貰った。西尾は変に構えず気楽に化物語シリーズだけ書いてくれればいい。そう思わせるだけのものはある。ところで戯言シリーズは地(ryほのぼの系伝奇。キャラもプロットもエロゲ(っつーかそっちの人)にありがちなテンプレ展開なのだが、とにかく雰囲気が良い。それだけっちゃそれだけなんだが、それだけ抜群によい。朱門のゲームシナリオはやったことないけど、ちょっと興味持った。超展開マスターとのことらしいが。誰かと思ったらケロQ。ダベるだけとかねーよと思いながらも小気味いいテンポについついページを進めてしまうありそうでなかった新感覚。主人公のキャラ設定とか不自然なシリアス展開とかは使わずに開き直れば尚良かったのだけれども、その辺もエロゲオマージュだと割り切ればなんとかイケる。